やりがいを感じる瞬間

介護士の仕事は忙しく、内容もとても楽とは言い切れない部分もあると思います。
利用者の排泄介助、食事のサポートや口腔ケアなどの仕事を日々行うことになります。また、利用者を車イスやベッドに移動したり、入浴介助を行う時にはかなりきつい肉体労働になる可能性もあり、腰痛や全身の筋肉痛になってしまう可能性もあります。これらの作業は、女性の介護士にも求められる一般的な作業になり、かなりの体力勝負にもなります。
このような仕事内容だけを見てみると過酷で辛そうに感じてしまいますが、実際の現場で働いている人たちはどのような部分にやりがいを感じているのでしょうか。まず第一に挙げられるのが、自分が支援をすることで利用者が笑顔になり、ありがとうなどの感謝の言葉をかけてもらった時です。介護士の仕事は、利用者の人生のとても大切な部分に深く関わる仕事です。利用者が喜んでくれたり、自分の日頃の支援に感謝してくれることが、仕事内容のしんどさを一気に吹き飛ばすようなやりがいに繋がるのです。また、利用者本人だけではなく、喜んでいる利用者を見た家族の方からも感謝の言葉をかけてもらえることもあるようです。
このように、自分の毎日の仕事に対して感謝してくれている人がいるというのを実感するだけでも大きな励みになるようです。また、仕事で身に着けた知識や技術を、自分自身の家族に対しても活用することができるという点も、この仕事を続けていくうえでのやりがいの一つになることでしょう。